ジェノサイドの丘 知らなかった
1994年、アフリカ中央のルワンダで百日の間に80万人近くの人が殺された。フツ族とツチ族の大量虐殺とその後のフツ族難民の大量流出は、衝撃であったが、その内容については知らなかった。失礼な言い方になるが、未開の部族間の抗争と思っていた。アフリカをもっと知ろうと、『We wish to inform you that tomorrow we will be killed with our family』(邦題『ジェノサイドの丘:ルワンダ虐殺の隠された真実』、2003年刊)を読んだ。殺した方に回ったのは、教会の司祭、司教であり、その息子の米国留学経験を持つ医師であったり、教師たちであった。所謂、知識ある人々が参加してジェノサイドが行われたのだ。「医師が患者を殺し、教師が生徒を殺し回った」のだ。読んでいて、何で、理解できないと、何度も何度も考え込んだ。また、その間、世界はポケットに手を突っ込んで見ないふりをしたのだ。プールもある邸宅に住んでいる住民同士が。また、高級ホテルに避難した人たちは、
<p>唯一つながっている電話で、フランス、米国の友人に電話をかけ、この状態を知らせる。決して、未開の辺鄙なところで起こっているわけではなかったのだ。ある司祭は、避難してきていた子どもたち50人近くを差し出してしまう。また、殺される側も逃げるわけでなく、自分の運命を受け入れる。何度読んでも、判らない。その根っこは、植民地支配にさかのぼる。白人の末裔だと言われていたツチ族(顔の作りなどから)、農耕民族のツチ族。元の主宗国ベルギー、フランス文化圏を構築したがっていたフランスなど、何をアフリカにしたのか。このジェノサイドは無知、貧困、未開という原因から起こったものではない。普通の都市で、起こった大虐殺であった。いかに私が、しらなかったかということを痛感させられた。</p>
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コメント
世界にはまだまだ
知らないことが
多いですね
投稿 よしの たかし | 2005/10/22 03:36