« 「震度0」 横山秀夫 | トップページ | 映画 ヒトラー 続感想 »

映画 ヒトラー

「ヒトラー ~最後の12日間~」を見た。2時間40分近くの長尺ものであったが、あっという間に実在の秘書が出てきてインタビューに答えている場面になった。ヒトラーの秘書となったユンゲさんを通じての首相官邸地下壕の最後の日々が描かれていく。そこでの混乱が続く間、市内では、子供などがナチに対して忠誠を誓いながら、また、裏切り者と言うことで狂信的なナチから処刑されたり、砲撃でなどで、多くの市民が殺されていく。それを知らされた宣伝省などのゲッペルスなどは、国民の責任である、選択したのは国民だからと言い切る。ゲッペルスの子供などを妻が殺す場面や、

ヒトラー映画の公式サイト

http://www.hitler-movie.jp/

自決していく場面も怖かったが、それより怖かったのは、国民が選んだ道だから、彼らが死ぬのは彼らの責任だという言葉で語られる事だった。「自己責任」という言葉があるが、ナチを選んだのは国民だ、その国民が死ぬのは自分の責任だ という論理。正しいのは事実ではあるが、その抵抗を暴力などで封じ込めてきた事実もある。

今の国会解散、対抗候補者の擁立など、なんか、変な道を歩もうとしているのではないか、それに対して、最後のインタビューにあった、「目を開いて見ていれば見ることが出来た」という様に、何が今、起こりつつあるのかを、冷静にそして自由に意見を述べることが必要だと思う。

見た人、それぞれに様々な感想を持たせる映画である。見て色んなことを感じて欲しいと思う。

|

« 「震度0」 横山秀夫 | トップページ | 映画 ヒトラー 続感想 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

トラックバック、ありがとうございました!
こちらからもトラバさせていただきました。

「ヒトラー」。本当に長さを感じさせられない映画でしたね。

また、おっしゃるとおり、市民の犠牲を一顧だにしない指導者が、すべては国民の責任みたいなことを言うのも、とても気になりました。日本の「現在」と二重写しになります。

固いという先入観をもってしまう映画かもしれないけど、たくさんの人に見てほしいですよね。広島の映画館はとてもよく入っていたのですが、御地ではいかがでしたでしょうか?

投稿: NAGI | 2005/08/14 21:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73556/5458559

この記事へのトラックバック一覧です: 映画 ヒトラー:

» 映画「ヒトラー 最後の12日間」 [NAGIの小箱]
「ヒトラー 最後の12日間」を観に行く。2時間35分の長さを感じさせない重みだっ [続きを読む]

受信: 2005/08/14 21:48

» ヒトラー 最期の12日間でぐったり [裏Tetsu-o.biz ゆるゆるブログ]
近所のユナイテッドシネマの無料券があったので、映画鑑賞することにした。 独りで観に行くわけなので、ちょっと重いものでもと思い、選んだのが、 ヒトラー 最期の12日間http: [続きを読む]

受信: 2005/08/14 23:24

» ヒトラー映画を見た! [ロック詩人・辻元よしふみのブログ]
ドイツ語で話すヒトラーだあ!」ということで、ドイツ語がかなり理解できる妻は卒倒せ [続きを読む]

受信: 2005/08/15 02:43

» あなたは「ちょっとIQの弱い人」か? [ロック詩人・辻元よしふみのブログ]
 立花隆さんというと、結構、スピリチュアルな話題になるとすっかり神秘主義者になっ [続きを読む]

受信: 2005/08/15 02:44

» [映画]「ヒトラー最期の12日間」レビュー [レビュートラックバックセンター]
[映画]「ヒトラー最期の12日間」に関するレビューをトラックバックで募集していま [続きを読む]

受信: 2005/08/15 04:10

» ヒトラーと音楽3 [ひとり語り]
「ヒトラー~最期の12日間~」offcial blog 本日は60回目の終戦記念日。 映画「ヒトラー~最期の12日間~」を観ました。 この映画、ワグナーの曲を1つも使用していませんでした。 ヒトラーとワグナーについては、 「ヒトラーと音楽」、 「ヒトラーと音... [続きを読む]

受信: 2005/08/15 19:18

» 『ヒトラー最期の12日間』を観る。 [お伽草子]
昨夜出かけた。世間は盆休み。劇場のある繁華街は人があふれていたけれど、劇場内は [続きを読む]

受信: 2005/08/15 20:26

» 靖国にA級戦犯は眠っているのか [ディフェンス・レビュー・フォーラム(FDR)]
極東国際軍事裁判において、「平和に対する罪」で有罪判決を受けたいわゆるA級戦犯の [続きを読む]

受信: 2005/09/11 14:08

» ヒトラー 最期の12日間 [泥海ニ爆ゼル]
「ヒトラー 最期の12日間」 敗戦直前のヒトラーを描いた作品。今まで表舞台ではナチスドイツの傲然たる独裁者として描写されていたが、本作品では1人の人間としての脆さを抱えた姿が描かれる。 ヒトラー役はブルーノ・ガンツ。 そこまで残虐なシーンがあるわけでもない。しかし、観客に何かしら大きなショックを与えるのはなぜだろうか。ドイツが陥落するのは火を見るより明らかなのに、かたくなに徹底抗戦を主張するヒトラー。自分の戦略、指導力、カリスマ性は未だに衰えていないものと信じて。 地下の要塞で顔を真... [続きを読む]

受信: 2005/09/21 01:51

« 「震度0」 横山秀夫 | トップページ | 映画 ヒトラー 続感想 »